シネフィルsobax

~映画の備忘録ブログ~

ボーン・アイデンティティー

4.2/5

何回か観たけど、改めて観るとこういうストーリーだったのかと思った。

また、映画一本を通してボーンの持っているものが解放されていく様は

一本まるまるボーンの自己紹介というか、そういう感じがしていい。

一本まるまる使う事で、長編を暗示していたのかな。

物語の中での色んなイベントで、ボーンの素質を紹介してるんだなと思った。

色んな言葉が喋れたり、銀行では逃走術だったり

最初の暗殺者と対峙するところでは、近接格闘技だったり、ボクシングもできたり。

教授と戦うところでは、銃器や環境を利用する戦闘IQ。

CIAのアジトを見つけるのなんかもスパイの素質そのものだ。

好きな場面は、スナイパーとショットガンで戦うシーン。

完全に不利な状況で、環境と持っているものだけで立ち向かうところがいい。

あとは階段から落とす死体に乗って、迫る敵を倒すシーン。

ここは衝撃的だったね。

でも子供ながらにも、落とす時は放物線を描く動きなのに

死体に乗った状態で撃つ時は垂直落下気味に落ちてるんだよね。

普通の事務っぽいニッキーが、クリス・クーパーを差し置いてしばらく出続けるとは

この頃は露にも思わなかったね。

EDのExtreme Waysがまたカッコいいんだよね。