シネフィルsobax

~映画の備忘録ブログ~

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

3.8/5

アル・パチーノがヒートとかスカーフェイスの時のような、目がすわってる感じが無くなっていて、

いい感じに柔らかい表情でロバート・ダウニー・Jrみたいだった。

到達点があるわけじゃなく、物語が進むというか過ぎていくというか、

そういう感じなので、登場人物への没入感は高くなかった。

でも、世界観というか、あの年代のアメリカってこんな感じです。

っていう作りこみが凄くて、そこへの没入感は高かった。

だから、レオナルド・ディカプリオが改心の演技後に泣いたところで、

ヨイショされて自分が惨めになったからなのか、演技後に絶賛された充実感からなのか

あるいは、そういう物ですらないのか、そこが分からなかった。

ラストで急に不穏な感じになって、ジャンゴみたいになるのかと思ったら、

すげー爽快!すっきりした。

映画の中で上映されていた映画、サイレンサー/破壊部隊の格闘シーンを見たけど、

実際の格闘シーンは盆踊りみたいだったのにこの映画ではそれなりに

キレよく撮っていて、再現カッコよくし過ぎ!ってなったよ。